茶のいろは

宇治玉露のこと

うまみのもとであるアミノ酸。緑茶にはアミノ酸の一種であるテアニンという成分が含まれています。なかでも玉露や抹茶に多く含まれており、まったりとした甘みが持ち味になっています。テアニンが多いのは、覆い下茶園にて直射日光を遮り育てるため、旨み成分であるテアニンが渋み成分であるカテキン等に変化せずに、茶葉に蓄えられ旨みがありまったりとした宇治の滴のような味わいの茶葉となります。

宇治玉露の淹れ方

茶葉10g 湯量 100ml 湯の温度 約60℃ 
急須の時間 約3分
  • 一度沸騰したお湯100mlを2つの湯呑に分けて注ぎます。
  • 茶葉を大さじ約2杯(10g)を急須に入れます。
  • 湯の温度が約60℃くらいになりましたら、急須の茶葉に湯を当てずに注ぎます。すぐにふたをして、約3分待ちます。
  • 2つの湯呑に交互2つの湯呑に交互に3回ぐらいに分けて、残さず最後の一滴まで注ぎ分けます。

開封後の場合

密封して冷所に保存してください。「高温多湿の場所」「直射日光」「強い香りのそば」は避けてください。

未開封の場合

商品に賞味期限を表示しています。期限を過ぎると風味は少しずつ失われていきますので、できるだけ早く召し上がりください。*未開封のまま冷凍し、開封前に24時間かけて常温に戻してから開封してください。

玉露がになるまで

玉露ができるまでの工程。
  • 茶畑(覆下茶園)

    京都宇治川を覆う川霧により茶の栽培に最も適しています。高級茶は、葦を編んでだ葦簀の上に稲わらをまいて新芽を覆い、直射日光を遮った覆下茶園で育てられています。光合成の働きを抑え、苦味のない「まろやか」で上品な味わいの茶葉です。

  • 茶摘み

    立春から八十八夜(5月2日前後)が過ぎた頃、その年初めての茶摘みとお茶作りが始まります。4月下旬から、茶葉の中に香りの成分やうまみが蓄えられた新芽と柔らかい茶葉だけを丁寧に摘み取っていきます。

  • 蒸す・揉みながら乾燥させる

    生葉の鮮度が落ちないうちに蒸します。若葉の持つ新鮮な色や香りが損なわれないよう約15~20秒蒸すことで茶葉の酸化酵素の働きを止めます。発酵茶や半発酵茶にはない緑茶独自の工程です。そして、蒸した葉を揉んで、繊維をほぐし、最初は粗く、次第に丁寧に揉み、均一なよりをかけ、水分を十分にとばし、変質を防ぎます。同じ畑から採られた抹茶とはここからたどる道が異なります。

  • 選別する

    茎や粉などを取り除き葉の形や大きさをととのえると、玉露に仕上がります。

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